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世界一周のゴールデンルート
世界一周と言ってもいろんなルートがあります。
最短で世界一周するとなると、日本からヨーロッパに飛び、そこからアメリカ、日本と帰国することになるんですが、当然こんなルートで旅をする人はあまりいません。
バックパッカー界の世界一周は、出来るだけ陸路で移動してお金を節約しながら、たくさんの国を訪れたいという願望があります。
それでもゴールデンルート呼ばれているルートが存在するので、大抵のバックパッカーはこの王道ルートを旅する事が多いです。
東南アジアを一周
まずは日本からタイに飛び、東南アジアを一周します。
今はエアーアジアなどのLCCが発達しているので、荷物込みでも1万円台で行けるので安くつきます
このルートではカンボジアに行けるので、世界遺産のアンコールワットや、ラピュタに登場する遺跡に似ていると言われているベンメリアを見る事ができます。
東南アジアの文化は日本に似ている部分も多いので、比較的に初心者でも安心して旅ができます。
物価も安く、学生や長期滞在している、いわゆる沈没者が多いのもこのエリアになります。
初心者バックパッカーとベテランバックパッカーがこのエリアで集まる事が多いので、旅のノウハウやリアルタイムの情報を貰える事が多いです。
お金と時間に余裕があればマレーシアやシンガポールにも行ってみましょう
タイに戻って来て、時間やお金に余裕がある人はタイからマレーシアやシンガポールに行く人も多いです
ただ、タイに戻って来ると、すでに東南アジアに飽きてしまって、インドに飛び立つ旅人が大半ですけどね。
どうせなら東南アジアを全部見てみたい!と言う人や、シンガポールからオーストラリアやフィリピンなどに向う人がシンガポールまで行く傾向があります。
飛行機で一気にタイからインドへ
タイからインドへは飛行機で向う人がほとんどです。
タイから陸路でも行けない事もありませんが、タイからミャンマー、そしてミャンマーからバングラディシュやインドに向うのが非常に難易度が高いため、ほとんどの旅人がインドには飛行機を使う事になります。
タイの首都バンコクからインド観光がスムーズに行えるコルカタという街までは時期にもよりますが、最安値で8000円台になります。
なぜコルカタINが観光がしやすいのか?
インドは非常に大きく、インド全体を周遊するとなると、少なくとも2、3ヶ月はかかります。
インドの北と南では異なる文化なので、是非とも両方訪れたいところですが、このインドで時間を取られすぎると今後のルートに支障が出て来てしまうので、インドの見所を抑えつつ、最短でインドのデリーに向うのが一般的です。
バラナシはガンジス川が有名なので、知っている方も多いと思います。
一番インドらしさが残っていると言われている都市です
次に訪れる、アーグラではインドで一番有名な『タージマハル』を見る事ができます
観光後、アーグラからデリーへ移動して、デリーから飛行機でインドを出国します。
インドからヨーロッパ各地へは飛行機で2万円台で行けます
インドからはヨーロッパ各地へは2万円台で行けるのですが、ここから個人の差がでてきます。
以前にヨーロッパを訪れた人の場合は、まだ訪れていない国は避けて、その国以外を陸路で移動する人もいれば、トルコまで行き、トルコでイランビザを取得してイラン観光後、イランから各地へ向う人もいます。
ただ、ヨーロッパからアメリカ大陸へ向うのは時期もありますが、ドイツやスペインになるので、上手くルートを考えてアメリカ大陸に向う必要があります。
ヨーロッパはバスや電車よりも飛行機を使う
ヨーロッパは陸路でこだわらなければ、格安航空券で移動した方が安いです。
スカイスキャナーなどのサイトで調べて、早めに取れば1000円〜2000円程で飛ぶ事が出来るので、バスや移動よりもうんと安くつきます。
ただ、このエリアは移動費は飛行機で抑えたとしても、物価がアジアよりも高くつくので、見たい観光地だけ厳選して、アメリカ大陸に向う人が多数です。
ヨーロッパ等は、日本から格安ツアーが出ていますし、わざわざ世界一周中にヨーロッパを周遊する人はあまりいないようです。
アフリカ大陸は人気がない?
アフリカは治安が悪い、というイメージが先行してバックパッカー界では避ける人が多いです
訪れたとしても、エジプトやモロッコなどの観光地化されている国にしか行かずに、そこからヨーロッパへ飛び、アメリカ大陸に向う人が多数です。
エジプトから南アフリカへ縦断する人も中にはいますが、中上級者クラスになるのではないでしょうか?
基本的に東南アジアを旅が出来れば、アフリカも大して変わらないと個人的には思いますが、アフリカ等ではマラリア等の病気や伝染病などが流行しているので、そういった事を危惧して避けているとも考えられます。
アメリカ大陸は北から南に移動するのが効率がいい?
アメリカ大陸に上陸する場合、ブラジルのリオのカーニバルやボリビアのウユニ塩湖のような、時期がある程度決まっている場合はその国へタイミングよく行く方がいいですが、個人的にはアメリカから南に移動したほうが、旅がよりいっそう楽しくなると思います。
その理由は言語の違いです。
アメリカや一部の国を覗いてアメリカ大陸は『スペイン語』になります。
いくら英語が喋れない人でも、数字や『How much』等の簡単な英語が喋れると思いますが、スペイン語圏ではこれすらも通じません。
なので、メキシコやグアテマラなどの国で語学学校に入学する事をお勧めします。
語学学校と言っても、ゲストハウスで週に何回か勉強する程度の学校があるので、バックパッカーの方達はそういった手頃の学校を利用しています。
期間などによりますが、数万円で旅に支障が無いレベルまで上達するので、まずはスペイン語に慣れてから、南に下って行った方が精神的にも楽だと思います。
別にスペイン語がわからなくても旅は出来ますが、北から下って来た旅人に聞くと、語学学校の評判がすこぶるいいので、もしも、アメリカから旅をするのか南米から旅をするのかを悩んであるのであれば、北から下る事をお勧めします。
アメリカとメキシコは陸路での移動は不可能?
上記でアメリカからメキシコへの移動をお勧めしましたが、陸路での移動はあまりお勧めしません。
国境間はどの国でも治安が安定しませんが、アメリカ、メキシコ間の場合は他の国よりも注意が必要です。
不法入国者や麻薬の売買のルートになっているので余程、陸路のルートにこだわりがなければ大人しく飛行機を使う事をお勧めします。
メキシコに入国さえすればパナマまでは陸路で行けるので、交通費も高くつく事はありません。
中米には行かずにアメリカから南米に入る場合
中米には行かずに、ペルーのマチュピチュやウユニ塩湖などを見るだけでいい、という場合はアメリカからペルーのリマへ飛ぶのが一番安くつきます。
ペルーのリマに辿り着ければマチュピチュもウユニ塩湖へも陸路で行く事ができますし、ナスカの地上絵もルート上にあるので行き安いです。
イースター島はペルーの首都リマか、チリの首都サンチアゴから飛行機が出ています
モアイが有名なイースター島は、日本からツアーが出ていますが、軽く数十万円もします。
南米大陸に来たのであれば無理をしてでも、このタイミングで訪れた方がいいです。
なぜなら、行かなかった人は大抵後悔しているからです。
日本に帰国した後は就職や大学に復帰したりすると思いますが、その後は中々長期で休みが貰えません。
いくら貯金を頑張ったとしても、休みが取れなければ南米大陸等の遠く離れた国へは行けないので、予定よりも費用が越えたとしても、行った方が無難だと思います。
ペルーの首都リマやチリの首都サンチアゴからなら往復3万〜4万円代で行けるので、是非イースター島へ訪れて見てください。
注意したいのは北半球と南半球では季節が逆という事
南米大陸の赤い部分をパタゴニア地方と呼ぶのですが、冬場になるとバスでの移動が困難になるので、飛行機を使う事になります。
この飛行機代が短距離の移動にもかかわらず数万円と高く、交通費が高くついてしまいます。
パタゴニアで有名なフィッツロイなどに行く場合は注意が必要です
ウユニ塩湖は雨期に行きましょう
日本ではウユニ塩湖が有名ですが、上記で載せたような鏡ばりの光景は、12月から4月頃にかけての夏場の雨期の季節に見る事ができるので、行くタイミングが非常に大事になってきます
乾期のウユニは水が乾涸びて、こんな景色になります
これはこれで素晴らしい景色ですけど、どうせなら鏡ばりのウユニ塩湖を見たいですよね?
まとめ
おおまかですが、世界一周の王道ルートを紹介しました。
あくまで、個人的な感想ですが、世界一周は東周りよりも西周りをお勧めします。
やはり初めてのバックパッカーは、自分もそうでしたが、旅に関する経験値が圧倒的に乏しいので、ハードルが低い東南アジアから旅を始めるのが、今後もスムーズに旅が出来ると思います。
出会った旅人の中には、リオのカーニバルに合わせてブラジルから始める方もいましたが、本当に尊敬します。
行ってしまえば、何て事ないと思いますが、トラブルは何時何時起こるかわかりません。
東南アジアであれば日本人も多勢見かけるので、何かトラブルに見舞われた時も助けてくれる確率も高いので、そういった意味でも近場から徐々に遠くの国へ向った方が安心だと思います
この王道ルートに自分が行きたい国や観光地を組み合わせながら、少しづつ足を伸ばして行けば、オリジナルの世界一周旅行になるので、色々と世界地図を広げてシュミレーションしてみてくださいね。
きっと、どんどん行きたい場所が出て来て頭がパンクすると思いますよ(笑)
ではでは・・・